KCTB
工法概要
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KCTB | カタログ(2,626KB) | |
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評定書 評定報告書(5,793KB) |
施工法
《概要》
場所打ちコンクリート杭の頭部に、内面リブ付き鋼管を設置して鋼管コンクリート杭をつくる工法。
従来の鉄筋コンクリート杭では、大きな曲げモーメントやせん断力に対しては杭頭部の断面積を増やして配筋を密にする必要があったが、内面リブ付き鋼管で補強することにより、杭頭部の断面積を増やすことなく必要な杭耐力が得られる。また、同時に高い変形性能(靱性)を得ることができ、より耐震性を向上させる。
一般的に鉄筋コンクリートだけの場所打ちコンクリート杭と比較して杭頭部を細くできるため、拡底杭工法と組み合わされ、工期短縮、コンクリートや掘削残土の量を低減することができる。
また、リブ付き鋼管は、径や板厚、長さを材質を調整してより経済的な設計が可能である。
BCJ評定-FD00356-05評定更新より、設置方法はリブ付鋼管と鉄筋かごを連結させて同時に立て込む、「同時建込み工法」のみとなる。
《施工順序》
《コンクリートの許容応力度》
コンクリートの種類 | 普通コンクリート | ||
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長期 | 圧縮 | せん断 | 付着 |
Fc/4 | Fc/40又は 3/4{0.49+Fc/100} のうち何れか小さい数値 |
3Fc/40又は 3/4{1.35+Fc/25} のうち何れか小さい数値 |
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短期 | 長期の2倍 | 長期の1.5倍 | 長期の1.5倍 |
《コンクリート設計基準強度》
コンクリートの設計基準強度は、18N/mm2以上45N/mm2以下とする。なお、コンクリートの呼び強度は、設計基準強度とする(構造体強度補正値(mSn)は0N/mm2とする)。
《鋼管のコンクリートに対する許容せん断力(N/mm2)》
鋼管の種類 | KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭用 内面リブ付き鋼管 |
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長期 | 3/4{0.34+√(Fc/10)} |
短期 | 長期の1.5倍 |
《支持力発現方法》
組み合わせて使用する拡底杭工法などによる
支持層の確認方法
組み合わせて使用する拡底杭工法などによる
支持力算定式
「建築構造設計指針/東京都建築構造行政連絡会」等、各行政指導による
施工
《施工地盤》
組み合わせて使用する拡底杭工法などによる
《施工能率》
組み合わせて使用する拡底杭工法などによる
公害
《騒音(音源より30m)》
組み合わせて使用する拡底杭工法などによる
《振動(振源より10m)》
組み合わせて使用する拡底杭工法などによる
《その他の事項》
組み合わせて使用する拡底杭工法などによる
評定・性能 評価番号 | 取得年月日 | 適応杭径 | 適応先端地盤 | 適応施工長 |
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KCTB BCJ-FD0356-01 |
H21.06.26 | 鋼管径 φ0.7~2.5m |
組み合わせて使用する 拡底杭工法などによる |
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KCTB BCJ-FD0356-02 |
H22.04.23 | 鋼管径 φ0.7~2.5m |
組み合わせて使用する 拡底杭工法などによる |
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KCTB BCJ-FD0356-03 |
H23.02.18 | 鋼管径 φ0.7~2.5m |
組み合わせて使用する 拡底杭工法などによる |
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KCTB BCJ-FD0356-04 |
H27.03.27 | 鋼管径 φ0.7~2.7m |
組み合わせて使用する 拡底杭工法などによる |
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KCTB BCJ-FD0356-05 |
H28.02.18 | 鋼管径 φ0.7~2.7m |
組み合わせて使用する 拡底杭工法などによる |
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KCTB BCJ-FD0356-06 |
H29.07.28 | 鋼管径 φ0.7~2.7m |
組み合わせて使用する 拡底杭工法などによる |
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KCTB BCJ-FD0356-07 |
H30.09.14 | 鋼管径 φ0.7~2.7m |
組み合わせて使用する 拡底杭工法などによる |
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KCTB BCJ-FD0356-08 |
R3.02.12 | 鋼管径 φ0.7~2.7m |
組み合わせて使用する 拡底杭工法などによる |
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