Hyper-MEGA工法(引抜き方向の支持力)
(一財)日本建築総合試験所より、Hyper-MEGA工法の引抜き方向の支持力について、建築技術性能証明を改定いたしました。(2018年6月6日)
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Hyper-MEGA工法 | リーフレット(1,587KB) |
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支持力算定式
押し込み方向の極限支持力
Ru={αNAp+(βNsLs+γquLc)ψ}
↓
引抜き方向の極限支持力
Rtu=(0.8βNsLs+0.9γquLc)ψ+Wp
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- Rtu
- :引抜き力に対する地盤の極限支持力(kN)
- β
- :砂質地盤における基礎ぐい周面摩擦力係数[標準型、膨張型共通]
(1)ストレートぐい(複合節ぐいのストレート部を含む)の部分
β=5.0
(2)節ぐい(複合節ぐいは節ぐい部のみ)の部分
βNs=(30+5.5Ns)ωを満たすβ - ω
- :拡大比 ω=De/(Don+0.05) (1≦ω≦2)
- De
- :拡大掘削径(m)
- Don
- :根固め部に位置する節ぐいの節部径(m)
- Ns
- :基礎ぐいの周囲の地盤のうち砂質地盤の標準貫入試験による打撃回数の平均値(回)
ただし、1≦Ns≦30とする。また、Nsの算定において、 標準貫入試験による打撃回数の個々の値は、0≦N≦100とし、N>100の場合はN=100とする。 - Ls
- :基礎ぐいがその周囲の地盤のうち砂質地盤に接する長さの合計(m)
- γ
- :粘土質地盤におけるくい周面摩擦力係数[標準型、膨張型共通]
(1)ストレートぐい部(複合節ぐいのストレート部を含む)の分
γ=0.7
(2)節ぐい(複合節ぐいは節ぐい部のみ)の部分
γqu=(20+0.5qu)ωを満たすγ - qu
- :基礎ぐいの周囲の地盤のうち粘土質地盤の一軸圧縮強さの平均値(kN/m2)
ただし、10≦qu≦200とする。また、quを算出するときの個々のqu値は 16≦qu≦535とし、qu<16の場合はqu=0、 qu>535の場合はqu=535とする。 - Lc
- :基礎ぐいがその周囲の地盤のうち粘土質地盤に接する長さの合計(m)
- ψ
- :基礎ぐいの周囲の長さ(m) ψ=πD
(D:軸部径、ただし、節ぐいの場合は節部径とする)(m) - Wp
- :くいの有効自重 (kN)
なお、基礎ぐいの先端面から拡大掘削部下端までの範囲は Ls と Lc に算入しない。ただし、拡大掘削を行わない場合は、
Ls と Lc に算入しない範囲は、くい先端から上方に 0.4m の範囲とする。
また、押し込み側の大臣認定においては液状化時の支持力係数の扱いはβ=0のみであるが、性能証明においては安全側の判断として、βγの適用において、地震時に液状化するおそれのある地盤を除くものとする。
ここでの地震時に液状化するおそれのある地盤とは、建築基礎構造設計指針(日本建築学会:2001改定)に示されている液状化発生の可能性の判定において、液状化発生の可能性があると判定される土層及びその上方にある土層をいう。
◎引抜き方向の長期許容支持力
Rta=1/3×(0.8βNsLs+0.9γquLc)ψ+Wp
◎引抜き方向の短期許容支持力
Rta=2/3×(0.8βNsLs+0.9γquLc)ψ+Wp
《適用範囲》
適応杭径 | 施工深さ(先端地盤) | 杭の全長 | 拡大比 | |
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節杭※:φ440-300~ φ1200-1000 ストレート杭※:φ300~1200 ※拡頭杭含 |
砂質地盤 礫質地盤 |
4~68.5m | 4m以上 | ω=1.0 ~2.0 |
粘土質地盤 | 4~60.0m |