あらゆる知識を身に付け、工法確立に一から挑みたい。
技術企画部/2023年入社 
都市環境科学研究科 建築学域卒業

勉強してきた建築や杭の知識を活かせる当社へ。

大学では建築関連を学び、地震や地盤に興味を持ったことから卒業研究では杭に関する研究に取り組みました。就職活動でもこれまで勉強してきたことを活かせる企業を探し、当社に出会いました。当社であれば、杭や地盤について、より知識を深められると思ったこと、また、「もっと検討を深めた上で最終的な入社の決断をしたい」という自分の考えに寄り添い、尊重してくれた採用担当者の姿勢から社風が垣間見えたことも入社を決めた理由です。
技術企画部へは座学や現場での半年間の研修後、配属となりました。今は実験データを図やグラフにまとめること、工法開発会議向けの議事録や工法の審査用資料の作成を主に担当しています。技術企画部全体では、杭や工法の新規開発以外に、既存工法の水平展開や、学会・工法協会での活動、技術分野の課題解決など多岐にわたる業務があるので、幅広く担当できるように成長していきたいと思っています。

人物写真
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頼れる先輩の存在と自分の成長。

開発は、対象となる工法に関連する、あらゆる知識を持っていなければできません。しかし、配属後の初仕事は、ちょうど行われていた実験の補助で、工事の目的も内容も分からないところからのスタートでした。分からないことを逐一質問していましたが、嫌な顔一つせず、丁寧に教えてくださった先輩たちにはとても感謝しています。
また、以前に社外向けに提出する議事録作成を頼まれたときのことです。知らない専門用語や難しい技術的な話題が頻出し、内容の優先度や重要度が分からない状態であるにも関わらず、完璧な資料を作成しなければ、と思い詰めてプレッシャーを感じていたことがありました。それを見た先輩が「皆で揉むから気軽に書いてみて」と助言してくださり、ホッとしたことを覚えています。今でも分からない用語や話題はたくさんありますが、自分で調べたり、頼れる先輩に教わったりしながら、「開発に必要なあらゆる知識」を一つでも埋められるよう、心掛けています。

目標は一からの工法確立。

以前、杭が荷重に耐えられるかの載荷試験に、計画書やスケジュール表の作成などで参加しました。立ち合い試験のため、普段よりも緊張感のある試験でしたが、無事に想定通りの結果が出た時は安堵し、先輩方とともに頑張ってきてよかった、と思いました。しかし、工法開発は数年を要することがほとんどで、この試験も全工程の一部に過ぎません。無事に審査機関に認められ、新工法として確立した時にはもっと大きなやりがいを感じられるのかな、と今から意気込んでいます。
また、今後は工法開発のプロジェクトに、途中参加ではなく、スタートから工法確立までのすべての工程に携われるようになりたいです。そのために、まずは自分一人で実験の計画や手配、データまとめができるようになることと、そして、将来的には博士号を取得することが目標です。部の先輩の全員が博士号を取得済みかチャレンジ中です。私も先輩方に少しでも近づけるよう、自分で研究テーマを定め、実験や論文執筆をする中で自分自身をさらに成長させていけたら、と思っています。

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学生へのメッセージ

建設業界というと、ゼネコンやハウスメーカーがメジャーで真っ先に思い浮かぶものなのかもしれません。しかし、基礎建設は建物を支える上で非常に重要な役割を果たしています。私はそんな専門性に惹かれて当社を選びました。専門性の高い基礎建設のエキスパートと仕事をして、スペシャリストを目指したい方とぜひ一緒に仕事をしたいです。