どんなことも自分の糧になる、だから一生懸命挑み続けたい。
品質管理部/2021年入社 
人文学部 法経政策学科卒業

海外の仕事への興味を叶えてくれた。

大学時代の異文化交流の経験から、海外での仕事に興味を持っていました。特にミャンマーにはこれまでに4回ほど渡航しており、技能実習制度の研究を行っていました。学部卒業後は現地に渡り、働きながら研究を続ける道も検討していましたが、新型コロナウイルスの蔓延や現地の社会情勢の影響もあり、現地ではなく、海外とも関われる仕事、という観点で国内での就職活動を行いました。
その中でミャンマーに関連会社を持つ当社を見つけ、応募。当社にとって自分のような志望動機は珍しい方だとは思いますが、それでも受け入れてくれ、実際にミャンマー人の技能実習生の受け入れ業務などに携わらせてもらえたことがうれしかったです。

人物写真
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彼らが活躍できるかは自分次第、という使命感。

当社で初めてミャンマー人の技能実習生を受け入れることとなり、そのアテンド全般を任せてもらいました。研修の手配やミャンマー人向け作業手順書の作成、設備類の多言語対応など、業務環境の整備は当然ながら必須です。
しかし、一口に受け入れと言っても、業務環境だけを整えればいいわけではありません。約15人分の行政的な手続きからアパート探し、自転車等の手配、近所のスーパーマーケットへの経路案内、無人レジの使い方まで、考えうる限りのサポートをしました。
本来の品質管理業務も抱えながらのサポートだったので忙しさには目が回りそうでしたが、生活基盤は彼らが十分に能力を発揮するための土台となる部分です。わざわざ日本にまで来てくれた彼らが少しでも不安なく毎日を送れるように、との思いで取り組みました。また、私自身にとっては、大学で勉強した技能実習生制度の知識を、実践経験を通じてアップデートすることができ、得がたい経験をさせてもらったことに感謝しています。

「絶対に良いものを」、電子黒板開発への挑戦。

日常業務は、毎月行う品質管理会議向けに10工場からあがってくる報告内容のとりまとめと発表、会議内容の各工場へのフィードバック、作業標準書の改訂作業、品質パトロールなどを担当しています。これとは別に、新しい取り組みとして行っていることがあります。
工場での製品検査時には、製品とともに製品データを記録した黒板を撮影して報告書に掲載します。ただ、各工場で書き方が少し異なっていたり、写真整理やデータの転記に時間がかかったりと課題もありました。それらを電子データで扱えるようにするため、電子黒板の導入を決めました。
開発業者を調べながら、手探りで仕様を固めましたが、開発が進むにつれ、追加で欲しい機能が出てきました。実現には追加要望となりますが、予算に限りがあるので、自社で対応できる作業は引き取ることを選択。少なくない開発コストを投入していること、自分を信頼して任せてもらっていることから、「絶対に良いものを作りたい」との思いがあり、自分の苦労を取ってでも、より良いものにこだわりたかったのです。苦労の末にやっと納品にこぎつけた時には思わず安堵の気持ちが溢れました。これから社内での本格運用となりますので、頂いた意見をもとにさらに使いやすい電子黒板へと高めていきたいです。

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学生へのメッセージ

私自身がそうだったように、就職活動はなるようになるものです。また、学生時代に頑張ってきたことと異なる業界や職種でも、努力すれば自分のやりたい仕事を任せてもらえるようになっていくと思います。ぜひ視野を広げて、失敗を恐れずチャレンジしてください。皆さんの可能性は無限大です。また、学生時代は自由な時間を活かして、やりたいことに思い切り打ち込んで満喫してください。それもすべて自分の糧になると思います。