獣医学部 生物環境学科卒業
杭の重要性を知り、抱いた興味。
大学で土壌関連の勉強をしていたことや、同じ研究室の先輩が当社に入社していたことがきっかけとなり、説明会に参加しました。地中に杭があることも当時は知りませんでしたが、普段は見えない杭が、安全面で非常に重要な役割を果たしていることを知り、興味を持ちました。また、私の出身が、南海トラフ地震が予測されている東海地方であり、杭工事を通して被害の軽減につながる貢献ができれば、と思ったことも志望理由の一つです。
現在は、施工管理として現場を円滑に回せるように、報告書作成や現場着工前の下準備、元請や職人の方々との打ち合わせなどを行っています。一つの現場は短いもので1週間程度、長いもので2~3カ月程度とばらつきがあります。また、現場が変わるごとに、一緒に仕事をする元請・職人の方々の顔ぶれも変わりますが、顔合わせから3日後には最初の杭打設が始まることもあるので、自分から話しかけるなど、コミュニケーション力がとても大切だと感じています。
限られたスペースをどのように使うか。
意外に思うかもしれませんが、私は「大きな」現場よりも「小さな」現場の方に難しさを感じます。小さな現場はスペースに限りがあるため、車両の搬入時間や搬入場所、材料・残土の置き場所が杭打機の邪魔にならないかといったスペースの工面に、毎回と言っていいほど頭を悩ませます。悩んでも答えが出なかったり、対応に困ったりした場合は、同じ部署の先輩や一緒に働く職人の方にも意見をもらうことも。私より経験豊富な方ばかりなので、見落としていた視点からのアドバイスや意見をもらえることが多く、非常にありがたいです。
また、現場というものは、何人もの人が関わってつくり上げるものだと思っています。だからこそ、皆さんが動きやすいように調整し、現場をスムーズに進行することが私の使命です。そうした一つひとつの調整の結果、「杭の精度が良かった」や「次の現場も一緒にやりたい」と元請や職人の方に声を掛けてもらえた時にはこれまで頑張ってきてよかった、と喜びがこみ上げます。
知識と経験を蓄え、ステップアップ。
基礎施工士の資格を取得したので現場に主任技術者として立てるようになりました。今までよりも複雑な現場や大規模な現場を任せてもらえることも徐々に増えてきたので、たくさんの現場経験を積めたら、と思っています。そして、元請や職人、一緒に仕事をした方々に「ジャパンパイルと仕事をしてよかった、やりやすかった」と思ってもらえるように、上手に現場を回す力を身に付けていくことが目標です。
一方、先輩方に相談するたびにまだまだ自分に足りないと思うのは、経験はもちろんですが、知識量です。文献などから情報を吸収し、生きた知識として現場に応用していらっしゃる姿は、まだまだ真似できていません。
様々な現場で経験を積むことと、知識をさらに深めてくことの両軸で自分を高めていきたい。そうすることで、難しい杭打機の複数台施工を任される統括管理者を目標に見据え、先輩方のような施工管理者へと成長していきたいです。