設計にいちばん必要なのは、お客様を理解しようとする気持ち。
基礎設計部/2012年入社 
理工学部 建築学科卒業

杭打ちのスケールの大きさに魅せられる。

私がジャパンパイルに興味を持ったきっかけは、大学在学時のとある授業でのこと。偶然にも隣に新設されるキャンパスの建築工事を眺める機会に恵まれ、杭打ちの現場を初めて目撃しました。建築を専攻していたので、杭については授業で少し学んでいましたが、直接見届けて衝撃を受けたのはそのスケール感。「こんな景色があるんだ!」と感動し、杭の世界で働いてみたい、杭の設計を手がけてみたいと思うようになったのです。入社後は希望通り設計部に配属となりましたが、3年目にジョブローテーションの一環で工事部へ異動。そこでは、施工計画書の作成を担当しました。当初はお客様の依頼に応えることを第一に設計を考えていましたが、工事部での経験を経てからは施工の現場も考えての提案ができるようになりました。工事部に配属されたのは短期間でしたが、ここでの経験はとても有意義なものだったと実感しています。

人物写真
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設計のコツは、お客様の真意を掴めるか。

杭の設計で私が心がけていることは、できる限りお客様のご要望に沿うものを提案すること。杭は、建物によっても場所によっても適したものは異なります。よって、その都度、それぞれの条件に合う杭を提案しなければなりません。そして、最善なものを提案するためには、知識はもちろんのこと、お客様の真意をきちんと掴むことが大切。たとえば、すべての要望を満たすのが難しい場合、何を最優先にして折り合いをつけるべきなのかを要求されます。そんな時は電話やメールで済むような話でも、訪問してお客様の表情を確認しながら対話するのが私のやり方。顔を合わせることでニュアンスが伝わり、「この部分の条件が合えばご要望にも応えられます」といったやり取りができるのです。本当に最適な杭を提案するためには、きちんとしたヒアリングは欠かせません。粘り強くお客様と対話を重ねて、最終的にはご満足いただける提案ができるように努めています。

誠意を持って対応すれば、きっと報われる。

これまで仕事をしてきた中で忘れられなかった出来事は、お客様が私のために「お疲れさま会」を執り行ってくださったこと。杭の打ち込みは工事の初期段階のため、設計担当の私が完工まで見届けることはまずないのですが、この案件ではお客様が終了のご報告とお疲れさま会のご連絡をしてくださったのです。「その工事に関われてよかった」と心から思えた瞬間でした。そんな私の今後の目標は、「杭のことはジャパンパイルに、そして設計部のあの人に聞こう」と、一人でも多くのお客様に思っていただくこと。そのためには、いつでも誠意を持って対応し、人として信頼されるようになりたいです。現状は、仕事が立て込んでいる時に「さっきの対応はまずかったかな」と後悔することもよくあります。しかし、目標に近づくためには、常に余裕のある対応ができるようになりたい。今は自己採点で70点ぐらいのパフォーマンスですが、将来的には100点満点の対応ができるよう成長していきたいです。

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学生へのメッセージ

ジャパンパイルに入るまでは杭についてほとんど知らない人が私を含め大多数です。ですが、入社してから、杭というものが建物においてどれだけ重要な役割を果たしているかを知りました。今ではそんな仕事に携わっていることをうれしく感じています。スケールの大きな仕事に携わってみたいという方、そして楽しく仲間と仕事ができる方、私たちと一緒に働いてみませんか?