F.T.Pile構法
工法概要
*当社は設計・販売を行っております。
Flex Top Pile 構法(既製コンクリート杭)【BCJ評定-FD0141-06】
-大成式杭頭半剛接合構法-
☆第6回 国土技術開発賞☆
(財)国土技術研究センター 受賞記事
*本構法は、大成建設(株)によって開発された構法です。
詳細は「F.T.Pile構法既製杭協会」をご覧ください。[協会のページへリンクします]
施工法
《概要》
F.T.Pile構法は、定着筋などを用いずに、FTキャップを用いて杭頭と基礎を接合するシンプルかつ低コストな杭頭接合方法です。地震時に杭頭部が回転するため、杭頭部の曲げモーメントを低減し、杭基礎の損傷を大幅に軽減します。
図1 FTキャップ
写真1 FTキャップ
写真2 FTキャップ施工後
《特長》
- 1.シンプルな構造
杭頭部にFTキャップを載せるだけのシンプルな構造です。 - 2.施工が簡便
従来構法では、杭頭レベルまで地盤を掘削した後、杭中空部の掘削清掃と定着鉄筋の施工を行うのに対して、F.T.Pile構法では、FTキャップを杭頭に被せるだけで作業が完了します。また、定着鉄筋がないため基礎の配筋作業も容易になり、工期短縮に貢献します。 - 3.低コスト
用いるFTキャップは、厚さ1.2mm~3.2mmの安価な鋼製キャップです。
≪適用範囲≫
- 杭径300mm~1,200mmの全ての既製コンクリート杭
(PHC杭、SC杭、PRC杭など) - 引抜き力が作用しない杭に適用する標準タイプと引抜き力が作用する杭にも適用できる引抜き対応タイプの2種類があります。
- あらゆる規模・用途の杭基礎構造物に適用可能であり、多数の適用実績があります。
図2 標準タイプ
図3 引抜き対応タイプ