HYSC工法
工法概要
HYSC杭工法(HYSC=HY:ハイブリット+SC:鋼管とソイルセメント)は地盤中に造成したソイルセメント柱のなかに、表面にスパイラル状にリブを設けた鋼管(リブ付き鋼管)を沈設して基礎杭を築造する工法です。
HYSC杭工法は、平成3年2月に旧建設省の『民間開発建設技術の技術審査・証明事業認定規定』に基づく旧(財)国土開発技術研究センターの技術審査証明を取得した後、さらに工法の開発・改良を重ね3回の更新と新技術の追加取得を行っております。また、平成14年道路橋示方書下部構造編に鋼管ソイルセメント杭工法として規定され、平成19年1月杭基礎設計・施工便覧に記載されるに至りました。
- ・道路橋示方書準拠
- ・建設技術審査証明事業(一般土木工法) 第18号
- ・鉄道総合技術研究所支持力性状評価取得
- ・NETIS登録No.KT-980320
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詳細は「JFEスチール株式会社 HYSC杭」をご覧ください。[外部ページへリンクします]
施工法
《施工順序》
《支持力発現方法》
ソイルセメント固化体と外面突起付き鋼管が一体となり荷重を地盤に伝達する方式
支持層の確認方法
土質柱状図とオーガ掘削時の電流値との比較
支持力算定式
地盤から決まる杭の極限支持力
Ru = qd・Ap+UΣLi・fi
- Ap
- :ソイルセメント柱の先端断面積(m2 )
- qd
- :極限支持力度(kN/m2 )
砂層150N(≦7500)
砂礫層200N(≦10000) - U
- :ソイルセメント柱の周長(m)
- Li
- :周面摩擦力を考慮する層の層厚(m)
- fi
- :最大周面摩擦力度(kN/m2 )
砂質土10N(≦200)
粘性土Cまたは10N(≦200)
N≦2 の軟弱層はN値より最大周面摩擦力を推定してはならない
施 工
《施工地盤》
《施工能率》
50~100m/日
評定・性能 評価番号 |
取得年月日 | 適応杭径 | 適応先端地盤 | 適応施工長 |
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建設技術審査証明事業 (一般土木工法) 第18号 |
H.19.2.1 | ソイルセメント柱径 1000~1700 |
砂質地盤 礫質地盤 |