2007.10.01

円形断面鉄筋コンクリート部材の耐震性能評価に関する研究-その6:断面形状の異なるRC部材のせん断実験(AIJ2003)

岡田亨(ヨーコン)・山田和夫・山本俊彦

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集,C-2,p221-222
■発行所:日本建築学会
■発行:2003/09

 筆者らは、これまでに直径が300〜600mmの円形断面鉄筋コンクリート(以下、RCと略記する)部材の耐震性能に及ぼす各種要因の影響について一連の検討を行い1),2)、円形断面RC部材のせん断耐力は、円形断面を等価な正方形断面に置換する簡便法を使用して評価した計算結果と実験結果とが良く一致することを示したが、その妥当性、適用性および汎用性を明らかにするためには、RC部材のせん断挙動に及ぼす断面形状の影響についての詳細な検討が必要である。そのため、本研究では、せん断補強量の異なるRC部材の曲げ・せん断挙動に及ぼす断面形状の影響について一連の検討を行うこととした。

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