2018.09.03
支持層確認深度が想定より深い場合の対処法(建築技術2018)
細田光美(ジャパンパイル)
■掲載誌:建築技術,No.822,pp.86-87
■発行所:建築技術
■発 行:2008/10
設計時に設定した支持層が、想定した深度に至っても出現しない場合、現場での対応は特に慎重にならざるを得ない。さらに、設計で設定された最終掘削深度に至っても、その確認ができない場合においても、待ったなしでの対処・処置・対策の提案と協議が必要となる。筆者らが携わった参考文献1)においても、この対処法について解説しているので参照されたい。
本来、建築面積や地盤状況に応じて、必要十分な地盤調査により、正確な支持層深度分布を把握し、想定外の発生を限りなく皆無に近づけるべきである。
本稿では、設計時点に基本となる上記のような想定の精度向上対策には触れず、施工時の想定外への対処法を解説する。
一般的な対処法としては、杭長変更を伴わない方法 と、杭長変更を伴う方法がある。この他には増し抗案も考えられるが、現場状況、杭の納期による工期遅延影響、コストなどを総合的に勘案した対策が採用されることなる。
■発行所:建築技術
■発 行:2008/10
設計時に設定した支持層が、想定した深度に至っても出現しない場合、現場での対応は特に慎重にならざるを得ない。さらに、設計で設定された最終掘削深度に至っても、その確認ができない場合においても、待ったなしでの対処・処置・対策の提案と協議が必要となる。筆者らが携わった参考文献1)においても、この対処法について解説しているので参照されたい。
本来、建築面積や地盤状況に応じて、必要十分な地盤調査により、正確な支持層深度分布を把握し、想定外の発生を限りなく皆無に近づけるべきである。
本稿では、設計時点に基本となる上記のような想定の精度向上対策には触れず、施工時の想定外への対処法を解説する。
一般的な対処法としては、杭長変更を伴わない方法 と、杭長変更を伴う方法がある。この他には増し抗案も考えられるが、現場状況、杭の納期による工期遅延影響、コストなどを総合的に勘案した対策が採用されることなる。