2023.10.23
接合金物を用いた杭頭接合工法に関する実験的研究 金物内のコンクリート付着についての実験(AIJ2023)
岩澤大致(センクシア)、冨田拓(センクシア)、田中秀宣(センクシア)、本間裕介(ジャパンパイル)、石川一真(ジャパンパイル)、菅一雅(ジャパンパイル)
■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿),構造Ⅳ,pp.495-496
■発行所:日本建築学会
■発 行:2023/9
外殻鋼管付きコンクリート杭(SC 杭)の主筋定着方式による杭頭接合工法において鉄筋にねじ加工を施し、螺合により杭頭に接合した場合、耐力算出時における定着させる鉄筋 (定着鉄筋)の有効断面積はねじ部の断面積となり、本来の軸部断面積による耐力を発揮できない。これに対し、写真 1 のような接合金物を杭頭部に溶接し、定着鉄筋を螺合する方法がある。接合金物の特殊な形状により周囲のコンクートを拘束し、ねじ部耐力と軸部耐力の差を螺合部から上板までのコンクリート付着力によって上板に負担させることで、軸部断面積による耐力を定着鉄筋の耐力として評価が可能である。
本報では接合金物の形状の違いが接合金物内の定着鉄筋の付着力に与える影響を述べる。
■発行所:日本建築学会
■発 行:2023/9
外殻鋼管付きコンクリート杭(SC 杭)の主筋定着方式による杭頭接合工法において鉄筋にねじ加工を施し、螺合により杭頭に接合した場合、耐力算出時における定着させる鉄筋 (定着鉄筋)の有効断面積はねじ部の断面積となり、本来の軸部断面積による耐力を発揮できない。これに対し、写真 1 のような接合金物を杭頭部に溶接し、定着鉄筋を螺合する方法がある。接合金物の特殊な形状により周囲のコンクートを拘束し、ねじ部耐力と軸部耐力の差を螺合部から上板までのコンクリート付着力によって上板に負担させることで、軸部断面積による耐力を定着鉄筋の耐力として評価が可能である。
本報では接合金物の形状の違いが接合金物内の定着鉄筋の付着力に与える影響を述べる。