2020.09.04
杭頭付近にソイルセメント拡大杭周部を有する埋込み杭の水平抵抗-大径杭を用いた正負交番繰返し水平加力実験-(AIJ2020)
本間裕介(ジャパンパイル)、宮坂怜奈(ジャパンパイル)
■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(関東) 構造Ⅰ, pp.489-490
■発行所:日本建築学会
■発行:2020/9
埋込み杭は、先端支持力を高めるために、軸部径より拡大された径の根固め部を有することが多いが、近年、施工管理が厳格化されつつあり、部分的な拡大掘削時に起きる施工トラブルのリスクを避けるために、杭全長にわたり根固め部と同じ拡大径のソイルセメント杭周部を有する杭も開発されている。このような杭の場合、杭頭付近にもソイルセメント拡大杭周部が存在するため、杭の水平抵抗も向上するものと考えられるが、実際に検証された事例は少ない。そこで、筆者らは、今までに杭径450mm の小径杭に対して水平加力実験を行い、拡大杭周部を有する杭の水平抵抗について報告した。今回、大径杭における拡大杭周部の効果を検証するために、杭径1000mm を対象に水平加力実験を行ったので報告する。
■発行所:日本建築学会
■発行:2020/9
埋込み杭は、先端支持力を高めるために、軸部径より拡大された径の根固め部を有することが多いが、近年、施工管理が厳格化されつつあり、部分的な拡大掘削時に起きる施工トラブルのリスクを避けるために、杭全長にわたり根固め部と同じ拡大径のソイルセメント杭周部を有する杭も開発されている。このような杭の場合、杭頭付近にもソイルセメント拡大杭周部が存在するため、杭の水平抵抗も向上するものと考えられるが、実際に検証された事例は少ない。そこで、筆者らは、今までに杭径450mm の小径杭に対して水平加力実験を行い、拡大杭周部を有する杭の水平抵抗について報告した。今回、大径杭における拡大杭周部の効果を検証するために、杭径1000mm を対象に水平加力実験を行ったので報告する。