2007.10.01

拡底杭の鉛直支持力に及ぼす先端形状の影響に関する一実験(JGS1997)

深田卓広(広島大学)・徐 挺(広島大学)・山本春行(広島大学)・冨永晃司(広島大学)・小椋仁志(ジオトップ)

■掲載誌:第32回地盤工学研究発表会(熊本),E-4 733,p1469-1470
■発行所:地盤工学会
■発行:1997/07

 近年、構造物の重量化に伴い、基礎構造に対する要求支持力が増大する傾向にある。一方、施工時の騒音や振動等の公害対策も、かなりの多様性を示すようになってきている。杭基礎における先端部を拡径した拡底場所打ちコンクリート杭等も、このような背景から考え出された工法の一つである。拡底杭は、その底面積に見合った先端支持力を設計上採用しているが、その支持機構について検討した研究は数少なく、文献1)の数1直解析による研究が見られる程度である。このような背景の下で、本研究は、拡底部の支持機構の解明を目的としており、一連の小型模型実験を計画・実施している。本報では、その一実験結果について報告する。

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