2008.10.01
摩擦杭を用いた鉄骨造2階建て事務所の沈下解析と実測結果(基礎工2008)
新田貴太男(新田建築工学研究所)・田中佑二郎(ジャパンパイル)
■掲載誌:基礎工10月号, pp.51-53
■発行所:総合土木研究所
■発 行:2008/10
摩擦杭を用いた基礎構造は,主として支持力を杭の周面摩擦力に期待する杭基礎形式であり,一般的な設計では,基礎底版部の接地圧を考慮しない。一方で,構造物の沈下性状を考えた場合,摩擦杭を用いたフーチング間の広い基礎構造では,設計で考慮される杭の支持力だけではなく,基礎底版部の接地圧も同時に作用するパイルド・ラフト基礎(以下,P.R基礎)として機能しているのが実状と考えられる。本報文では,摩擦杭を用いた建物の事前に行った沈下の解析結果と建物施工後に測定した実測結果を比較し,その実状について報告を行う。
■発行所:総合土木研究所
■発 行:2008/10
摩擦杭を用いた基礎構造は,主として支持力を杭の周面摩擦力に期待する杭基礎形式であり,一般的な設計では,基礎底版部の接地圧を考慮しない。一方で,構造物の沈下性状を考えた場合,摩擦杭を用いたフーチング間の広い基礎構造では,設計で考慮される杭の支持力だけではなく,基礎底版部の接地圧も同時に作用するパイルド・ラフト基礎(以下,P.R基礎)として機能しているのが実状と考えられる。本報文では,摩擦杭を用いた建物の事前に行った沈下の解析結果と建物施工後に測定した実測結果を比較し,その実状について報告を行う。