2012.10.24
杭頭縁切り工法における杭頭部の挙動に関する繰返しせん断実験(その2)(JGS2012)
遠藤哲也(関西大学)、永井雅(関西大学)、伊藤淳志(関西大学)、石川一真(ジャパンパイル)、小椋仁志(ジャパンパイル)、野瀬貴弘(エービーシー建材研究所)
■掲載誌:第 47 回地盤工学研究発表会(八戸) pp.1139-1140
■発行所:地盤工学会
■発行:2012/7
杭基礎の耐震性を向上させるために、図1 のごとく杭頭と基礎スラブとを結合せず、間に摩擦材を設置し、さらに砂や砂利などを介在させる方式を筆者等は「杭頭縁切り工法」と呼んでいる。この工法では、介在させる土質材料や摩擦材の材質を調整することで、杭に伝達される水平力を比較的簡便に制御することが出来るものと考える。本工法の開発を目的として、これまで床材料を主体とした種々の摩擦材について、砂との摩擦せん断実験を行い、本工法に適した摩擦材の選定のための検討を行ってきた。今回、前報で使用した杭頭部に曲げ変形を生じさせる実験装置を用い、さらに杭頭にクロロプレンゴム(以下、ゴムと略称)を設置した場合の挙動を検討するため、一連の繰返しせん断実験を行ったので、以下に報告する。
■発行所:地盤工学会
■発行:2012/7
杭基礎の耐震性を向上させるために、図1 のごとく杭頭と基礎スラブとを結合せず、間に摩擦材を設置し、さらに砂や砂利などを介在させる方式を筆者等は「杭頭縁切り工法」と呼んでいる。この工法では、介在させる土質材料や摩擦材の材質を調整することで、杭に伝達される水平力を比較的簡便に制御することが出来るものと考える。本工法の開発を目的として、これまで床材料を主体とした種々の摩擦材について、砂との摩擦せん断実験を行い、本工法に適した摩擦材の選定のための検討を行ってきた。今回、前報で使用した杭頭部に曲げ変形を生じさせる実験装置を用い、さらに杭頭にクロロプレンゴム(以下、ゴムと略称)を設置した場合の挙動を検討するため、一連の繰返しせん断実験を行ったので、以下に報告する。