2016.10.21
片持ち梁方式曲げせん断試験によるSC杭のM-φ関係の評価 (その1:試験計画)(AIJ2016)
塚越俊裕(千葉大学)、中井 正一(千葉大学)、小椋 仁志(ジャパンパイル)、中井 伸(千葉大学)、田中 佑二郎(ジャパンパイル)、関口 徹(千葉大学)、金子治(戸田建設)、菅 一雅(ジャパンパイル)
■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(九州) 構造Ⅰ, pp.735-736
■発行所:日本建築学会
■発行:2016/8
現在、上部構造においては大地震に対する2 次設計は一般化している。しかしながら基礎構造においては基礎の破壊によって人命が失われた事例がないため、2 次設計は一般化されていない。このため、基礎構造の2 次設計手法の確立が急務となっている。
現状の既製コンクリート杭の性能については、強度データは多く蓄積されているが、杭の靱性を対象とした載荷試験はあまり行われていないため変形性能に関するデータは多くない。そこで、筆者らは既製杭の中でも靱性が高いとされるSC 杭(外殻鋼管付きコンクリート杭)を対象として単純梁方式の曲げ試験を行い、中空部分をコンクリートで充填したものなどの変形性能を確認した。しかし、単純梁方式の載荷方法では試験治具(軸力導入)の安全の関係から大変形を伴う計測が困難であった。そのため本研究では、片持ち梁方式の曲げせん断試験を実施し、試験結果からM‐φ関係および変形性能について評価する。
■発行所:日本建築学会
■発行:2016/8
現在、上部構造においては大地震に対する2 次設計は一般化している。しかしながら基礎構造においては基礎の破壊によって人命が失われた事例がないため、2 次設計は一般化されていない。このため、基礎構造の2 次設計手法の確立が急務となっている。
現状の既製コンクリート杭の性能については、強度データは多く蓄積されているが、杭の靱性を対象とした載荷試験はあまり行われていないため変形性能に関するデータは多くない。そこで、筆者らは既製杭の中でも靱性が高いとされるSC 杭(外殻鋼管付きコンクリート杭)を対象として単純梁方式の曲げ試験を行い、中空部分をコンクリートで充填したものなどの変形性能を確認した。しかし、単純梁方式の載荷方法では試験治具(軸力導入)の安全の関係から大変形を伴う計測が困難であった。そのため本研究では、片持ち梁方式の曲げせん断試験を実施し、試験結果からM‐φ関係および変形性能について評価する。