2011.12.16

三評価点モデルによる鉄筋コンクリ−ト造袖壁付き柱の荷重変形関係評価法(AIJ2011)

PHAN Van Quang(ジャパンパイル)・壁谷澤寿海(東京大学)・金裕錫(東京大学)・壁谷澤寿一(建築研究所)

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(関東),p245-246
■発行所:日本建築学会
■発行:2011/08

本研究では既往の研究 1), 2)に引き続き,変断面部材である袖壁付き柱を対象に ASFI model3)を適用する新しい手法について検討を行った。本研究で提案する三評価点モデルは,袖壁部分と柱部分の相関関係を考慮しながら,袖壁付き柱部材全断面を一体としてモデル化する。本モデルの特徴は,軸−せん断要素では,左壁部分・柱部分・右壁部分におけるそれぞれの評価点(三評価点)を設けられ,各部分の軸−せん断要素による部分水平剛性を並列関係の仮定でそれぞれの影響を考慮する。また,軸−曲げ要素による等価水平剛性と軸−せん断要素による等価水平剛性の関係を直列連成関係として部分全体水平剛性が成立する(図 1) 。さらに,実験結果の荷重−変形関係と比較することで解析手法の妥当性を検討する。

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