2007.06.01
周辺に砕石を充填した節杭の施工と支持力(JSCE1998)
須見光二(ジオトップ)・山下啓明(ジオトップ)・吉田幸司(鴻池組)・板垣浩三(鴻池組)
■掲載誌:土木学会第53回年次学術講演会III-B13, p26-27
■発行所:土木学会
■発行:1998/10
モデル杭における砂中での実験において、節杭の周面抵抗の基本的な平面図メカニズムは、(1)杭先端と類似の節部の支圧抵抗、(2)節部下方の高圧下での軸部摩擦抵抗、が寄与していることが分かった1)。このような周面抵抗の特長は、節杭の周辺に砕石を連続的に充填し、砕石部および周辺地盤を締固めて設置することによって生かされ、かつ支持力増加が期待できることが確認できた2)。そこで、実施工において、節杭の周辺に砕石を連続的に充填し、かつ砕石部および周辺地盤を締固める工法として、断面図低振動・低騒音で二重管方式(ケーシングオーガー+内管)による施工法(以下、節杭砕石ドレーン工法と呼ぶ)を開発した。本実験では、大型土槽に人工地盤を作成して、節杭砕石ドレーン工法による実大の節杭の施工試験と、鉛直載荷試験を実施した。本稿では、その施工性と、支持力性能について報告する。
■発行所:土木学会
■発行:1998/10
モデル杭における砂中での実験において、節杭の周面抵抗の基本的な平面図メカニズムは、(1)杭先端と類似の節部の支圧抵抗、(2)節部下方の高圧下での軸部摩擦抵抗、が寄与していることが分かった1)。このような周面抵抗の特長は、節杭の周辺に砕石を連続的に充填し、砕石部および周辺地盤を締固めて設置することによって生かされ、かつ支持力増加が期待できることが確認できた2)。そこで、実施工において、節杭の周辺に砕石を連続的に充填し、かつ砕石部および周辺地盤を締固める工法として、断面図低振動・低騒音で二重管方式(ケーシングオーガー+内管)による施工法(以下、節杭砕石ドレーン工法と呼ぶ)を開発した。本実験では、大型土槽に人工地盤を作成して、節杭砕石ドレーン工法による実大の節杭の施工試験と、鉛直載荷試験を実施した。本稿では、その施工性と、支持力性能について報告する。