2009.09.29
模型杭を用いた「杭頭縁切り工法」における摩擦材と砂の繰返し摩擦実験(JGS2009)
石川一真(ジャパンパイル)・小椋仁志(ジャパンパイル)・伊藤淳志(関西大学)・野瀬貴弘(エービーシー建材研究所)
■掲載誌:第44回地盤工学研究発表会(横浜) pp.1171-1172
■発行所:地盤工学会
■発行:2009/08
杭基礎の耐震性を向上させるため、杭頭と基礎スラブとを結合せず、間に砂や砂利、捨てコンクリートなどを介在させる方式を、筆者等は「杭頭縁切り工法」と呼んでいる。この工法では、介在させる土質材料や杭頭部端板に設置する摩擦材を調整することによって、比較的簡便に杭に伝達される水平力を制御する事が出来ると考えられる。本工法を開発するための基礎実験として、これまで床材料を主体とした種々の摩擦材について、砂との摩擦せん断実験を行い、本工法に適した摩擦板を選定してきた。また、高拘束圧下において地震時を想定した繰返し摩擦実験を行い、本工法の有効性および摩擦板の耐久性を検討してきた。今回は、より実施工に近い状況を模擬するために模型杭を用い、さらに現実の建物の荷重から求めた拘束圧にて繰返し摩擦実験を行ったので、これまでの実験結果と合わせて検討し、報告する。
■発行所:地盤工学会
■発行:2009/08
杭基礎の耐震性を向上させるため、杭頭と基礎スラブとを結合せず、間に砂や砂利、捨てコンクリートなどを介在させる方式を、筆者等は「杭頭縁切り工法」と呼んでいる。この工法では、介在させる土質材料や杭頭部端板に設置する摩擦材を調整することによって、比較的簡便に杭に伝達される水平力を制御する事が出来ると考えられる。本工法を開発するための基礎実験として、これまで床材料を主体とした種々の摩擦材について、砂との摩擦せん断実験を行い、本工法に適した摩擦板を選定してきた。また、高拘束圧下において地震時を想定した繰返し摩擦実験を行い、本工法の有効性および摩擦板の耐久性を検討してきた。今回は、より実施工に近い状況を模擬するために模型杭を用い、さらに現実の建物の荷重から求めた拘束圧にて繰返し摩擦実験を行ったので、これまでの実験結果と合わせて検討し、報告する。