2008.09.25
パイルキャップコンクリートの支圧に関する繰り返し点載荷試験(その4 小さい支圧板による実験との比較)(AIJ2008)
永井興史郎(摂南大学)・前田耕喜(鹿島建設)・小林恒一(ジャパンパイル)
■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(中国),p561-562
■発行所:日本建築学会
■発行:2008/09
これまでに行われた支圧に関する研究は,主に終局荷重と許容荷重の設定に関するものであり,めり込み等実験時に計測された変位の考察は行われていない。既製杭の地震時における杭頭固定度あるいは回転剛性を明らかにするためには,引張り側の挙動のみならず,圧縮側,即ち杭端板の支圧とめり込みの関係を把握する必要がある。
そこで,筆者らは,高支持力杭の地震時杭頭応力(軸力と曲げ)による基礎スラブ(パイルキャップ)内の圧縮側の支圧を模擬した繰り返し点載荷試験をパイルキャップ内配筋1),コンクリート強度σB2)をパラメータとして行い,載荷重〜めりこみ関係を考察した。今回は,支圧板面積を小さくし,より高強度のコンクリートについても終局までの実験を行い,これまでの結果も加えて,支圧挙動のより詳細な考察を行うこととした。
■発行所:日本建築学会
■発行:2008/09
これまでに行われた支圧に関する研究は,主に終局荷重と許容荷重の設定に関するものであり,めり込み等実験時に計測された変位の考察は行われていない。既製杭の地震時における杭頭固定度あるいは回転剛性を明らかにするためには,引張り側の挙動のみならず,圧縮側,即ち杭端板の支圧とめり込みの関係を把握する必要がある。
そこで,筆者らは,高支持力杭の地震時杭頭応力(軸力と曲げ)による基礎スラブ(パイルキャップ)内の圧縮側の支圧を模擬した繰り返し点載荷試験をパイルキャップ内配筋1),コンクリート強度σB2)をパラメータとして行い,載荷重〜めりこみ関係を考察した。今回は,支圧板面積を小さくし,より高強度のコンクリートについても終局までの実験を行い,これまでの結果も加えて,支圧挙動のより詳細な考察を行うこととした。