2007.09.01
パイルキャップコンクリートの支圧に関する繰り返し点載荷試験 (その3 コンクリート強度、めり込み~荷重関係)(AIJ2007)
永井 興史郎(摂南大学) ・前田 耕喜(鹿島建設) ・小林 恒一(ジャパンパイル)
■掲載誌:2007建築学会大会,p545-546
■発行所:日本建築学会
■発行:2007/8
筆者らは、文献1)において、高支持力杭の地震時杭頭応力(軸力と曲げ)による基礎スラブ(パイルキャップ)内の圧縮側の支圧を模擬した繰り返し点載荷試験をパイルキャップ内配筋をパラメータとして行い、載荷重~めりこみ関係を考察した。この際、供試体の養生期間中低温が続いたため、所定より低強度の試験となった。今回はより高強度のFc21,27の場合の挙動を調べることとした。
これまでの支圧に関する研究は、主に支圧強度あるいは支圧許容応力に関するものであり、めり込み等実験時に計測された変位に関する考察はあまり行われていない。しかし、既製杭の地震時における杭頭固定度あるいは回転剛性を明らかにするには杭端板の支圧とめり込みの関係を把握し、弾性限およびその剛性等を定量化する必要がある。そこで、文献1)と同様の繰り返し点載荷試験をコンクリート強度を変えて行い、めり込みの残留値等支圧挙動のより詳しい考察を行うこととした。
■発行所:日本建築学会
■発行:2007/8
筆者らは、文献1)において、高支持力杭の地震時杭頭応力(軸力と曲げ)による基礎スラブ(パイルキャップ)内の圧縮側の支圧を模擬した繰り返し点載荷試験をパイルキャップ内配筋をパラメータとして行い、載荷重~めりこみ関係を考察した。この際、供試体の養生期間中低温が続いたため、所定より低強度の試験となった。今回はより高強度のFc21,27の場合の挙動を調べることとした。
これまでの支圧に関する研究は、主に支圧強度あるいは支圧許容応力に関するものであり、めり込み等実験時に計測された変位に関する考察はあまり行われていない。しかし、既製杭の地震時における杭頭固定度あるいは回転剛性を明らかにするには杭端板の支圧とめり込みの関係を把握し、弾性限およびその剛性等を定量化する必要がある。そこで、文献1)と同様の繰り返し点載荷試験をコンクリート強度を変えて行い、めり込みの残留値等支圧挙動のより詳しい考察を行うこととした。