2009.01.07

パイルキャップコンクリートの支圧に関する繰り返し点載荷試験(その1 実験概要)(AIJ2006)

増田良治(摂南大学大学院)・永井興史郎(摂南大学) ・前田耕喜(鹿島建設) ・小林恒一(ジャパンパイル)

■掲載誌:日本建築学会大会講演学術梗概集,p525-526
■発行所:日本建築学会
■発行:2006/09


最近の既製コンクリート杭を用いた基礎には、高支持力杭が採用される場合が増加している。その結果、図-1に示す地震時応力作用時の杭頭曲げモーメントも大きくなる。この場合、杭頭接合部の許容曲げ強度(モーメント)は、断面を杭径よりも大きい仮想円柱とし、コンクリートは許容圧縮応力度で規定されるのが一般的である。一方、筆者らの実験1)では、杭端板に接するコンクリートは支圧抵抗の挙動を示すことが確認されている。しかし、杭端板からの圧縮応力の伝達機構が明確になっていないため、定量的な評価法が確立されていない。
そこで、局部的な圧縮力を受けるパイルキャップコンクリートの支圧強度を把握するため、圧縮力の繰り返し載荷による支圧実験を行った。

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