2007.11.15

基礎スラブと接合したPHC杭の曲げ性能に関する実験的研究(その3 頭部拘束を高めた実験とその結果)(AIJ2003)

小嶋一好(平田建築構造研究所)・永井興史郎(摂南大学)・前田耕喜(鹿島建設)・平川恭章(竹中工務店)・小椋仁志(ジオトップ)

■掲載誌:日本建築学会学術講演梗概集,p621-622
■発行所:日本建築学会
■発行:2003/9

 前報では、靱性を期待することが難しい杭1) PHC基礎について地震時の地中での杭体の変形を想定し変形性能を改善するための新たな杭頭接合方法を提案、基礎スラブを接合した状態で、杭種、作用軸力、杭頭接合方法等を換えた曲げ変形性能に関する実験の結果を報告したしかし基礎スラブの回転が大きく杭頭曲げモーメントが予想以上に小さくなり杭中間部の曲げ破壊となったこと、高軸力の試験体が脆性的な破壊をしたため、大きな変形まで検討することが出来なかったことなど、不十分な点があった。そのため、本報告では、基礎スラブの拘束を高め、高軸力の試験体に杭、鋼管杭を用いて同様の実験を行った結果SCについて、全体の概要(その3)と杭頭接合部の挙動に'01 ついて(その4)報告する。

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