2007.10.25

基礎スラブと接合したPHC杭の曲げ性能に関する実験的研究(その1 実験計画の概要)(AIJ2002)

小嶋一好(平田建築構造研究所)・永井興史郎(摂南大学)・前田耕喜(鹿島建設)・平川恭章(竹中工務店)・小椋仁志(ジオトップ)

■掲載誌:日本建築学会大会,p529-530
■発行所:日本建築学会
■発行:2002/8

 杭頭接合部に地震時水平力が作用すると、杭には図-1に示すように水平変位が生じ軸力の他に、曲げモーメント、せん断力が生じる。従来のPHC杭(高強度プレストレストコンクリート杭)は中空断面であり、せん断補強筋も十分でないため、高軸力作用下においては、脆性的な破壊生じる可能性がある。この脆性的な破壊を防止する杭頭接合部の研究が最近多くなっている。ここでは、PHC杭に基礎スラブを接合した状態での曲げ変形性能に関する実験を、杭種、作用軸力、杭頭定着筋などの影響を明らかにする目的で行ったので、その方法(その1)と結果の概要(その2)について報告する。

Download