2007.11.15
圧密未了粘性土地盤におけるパイルド・ラフト基礎の検討事例(AIJ2006)
松尾雅夫(安井建築設計事務所)・小椋仁志(ジャパンパイル)・田中佑二郎(ジャパンパイル)
■掲載誌:日本建築学会大会学術講演会梗概集,構造B-I,p557-558
■発行所:日本建築学会
■発行:2006/9
パイルド・ラフト基礎は,性能設計に対応した多様で合理的な設計が可能な基礎形式であることから,採用事例が増えつつある。筆者らは,正規圧密状態の粘性土地盤上の倉庫建物に同基礎を適用し,挙動測定を継続している1)2)。しかし、埋立地盤に代表される圧密沈下が終了していない粘性土地盤での採用事例はほとんどなく,このような地盤でのパイルド・ラフト基礎の沈下挙動は十分に解明されているとは言えない状況にある。本報告では,圧密未了粘性土が存在する埋立地盤に計画された建物に対して,浮基礎に沈下低減杭を組み合わせることによる不同沈下低減効果を確認し,その適用可能性を検討した事例を紹介する。
■発行所:日本建築学会
■発行:2006/9
パイルド・ラフト基礎は,性能設計に対応した多様で合理的な設計が可能な基礎形式であることから,採用事例が増えつつある。筆者らは,正規圧密状態の粘性土地盤上の倉庫建物に同基礎を適用し,挙動測定を継続している1)2)。しかし、埋立地盤に代表される圧密沈下が終了していない粘性土地盤での採用事例はほとんどなく,このような地盤でのパイルド・ラフト基礎の沈下挙動は十分に解明されているとは言えない状況にある。本報告では,圧密未了粘性土が存在する埋立地盤に計画された建物に対して,浮基礎に沈下低減杭を組み合わせることによる不同沈下低減効果を確認し,その適用可能性を検討した事例を紹介する。