2007.11.15

建物の沈下解析における群杭のモデル化の検討(その2:粘性土地盤における適用性)(JGS2001)

二見智子(ジオトップ)・小椋仁志(ジオトップ)・伴野松次郎(ジオトップ)・松尾雅夫(安井建築設計事務所)

■掲載誌:第36回地盤工学研究発表会(徳島),p1631-1632
■発行所:地盤工学会
■発行:2001/6

建物の沈下現象を設計に合理的に取り入れることを目的として、筆者らの一人は実用的な解析法を提案している1)。この解析法は、上部構造は線形要素、地盤は弾性論に基づいて相互作用を考慮し、杭と地盤問に摩擦要素を設定して、いずれの要素も非線性形を考慮した手法である。実用にあたっては、計算機の容量や計算時間の関係から杭基礎の場合は一柱一杭形式を考えていた。このようなことから、筆者らは、この解析法を群杭基礎にも拡張するため、そのモデル化として仮想単杭法を提案し、砂地盤における適用性はすでに確認した2).本報告では、その手法の粘性土地盤での適用性を検討した結果について述べる。

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