2007.11.15

群杭基礎のミンドリン解に基づく地盤内応力分布とその簡便法(JSF1994)

平山英喜(ジオトップ)

■掲載誌:第29回土質工学研究発表会(盛岡),E-4 539,1445-1448
■発行所:土質工学会
■発行:1994/6

いわゆる摩擦杭(frictionpile)あるいは浮き杭(floatingpile)を群杭基礎として用いる場合、圧密沈下量の検討が必要となる。その際、Terzaghi-Peck法(以降丁一P法と記す)またはその修正法がよく用いられる。一方、ミンドリン解を用いた弾性解析法も広く用いられている・国際的なアンケートによると、前者が22%、後者が18%であった1〕。T-P法は簡便法であるが、ミンドリン解に基づいたものではない。また、ミンドリン解に基づく地盤内応力の分布が図示された例はあまりないため、両者の関係は明確でない。本稿は、まずT-P法の背景を述べる。そして、ミンドリン解に基づいた解による応力分布の解析例を図示して、浮き杭の荷重の分散効果と根入れ効果を検討する.さらに、これらの効果を考慮した簡便法をまとめる。

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