2007.11.15
単杭の沈下解析における双曲線フィティング係数(JSCE1991)
平山英喜(大阪土質試験所)・山下啓明(武智工務所)
■掲載誌:土木学会第46回年次学術講演会,III-386,p794-795
■発行所:地盤工学会
■発行:1991/9
杭の沈下の数値解析法のうち、非線形解析でもパソコンで容易に計算可能な方法として、荷重伝達法と簡易化BEMがある。単杭に対しては、より簡潔で、近似理論解との関連も明確な荷重伝達法のほうが、より実用的である。しかし、群杭への適用も考慮すると、簡易化BEMのほうが一般性が高い。非線形解析に用いる応力‐ひずみ関係としては、インプット定数決定や群杭の杭-土-杭間相互作用算定の観点から双曲線型のものが、簡潔で適用性が高い。 簡易BEMで単杭の双曲線型の非線形解析を行う場合に導入する双曲線フィッティング係数Rfaとしては、0.5以下の値を用いていればよいという提案があるが、解析条件に応じた適切な値に関しては明確ではない。Rfaの物理的意味についてはすでに報告したが、本稿では近似理論解との対比により、Rfaの値について考察した結果を報告する。
■発行所:地盤工学会
■発行:1991/9
杭の沈下の数値解析法のうち、非線形解析でもパソコンで容易に計算可能な方法として、荷重伝達法と簡易化BEMがある。単杭に対しては、より簡潔で、近似理論解との関連も明確な荷重伝達法のほうが、より実用的である。しかし、群杭への適用も考慮すると、簡易化BEMのほうが一般性が高い。非線形解析に用いる応力‐ひずみ関係としては、インプット定数決定や群杭の杭-土-杭間相互作用算定の観点から双曲線型のものが、簡潔で適用性が高い。 簡易BEMで単杭の双曲線型の非線形解析を行う場合に導入する双曲線フィッティング係数Rfaとしては、0.5以下の値を用いていればよいという提案があるが、解析条件に応じた適切な値に関しては明確ではない。Rfaの物理的意味についてはすでに報告したが、本稿では近似理論解との対比により、Rfaの値について考察した結果を報告する。