2007.11.15
杭の沈下解析に用いる地盤の力学定数推定法(JSF1990)
平山英喜(大阪土質試験所)・上紺屋好行(武智工務所)
■掲載誌:第25回土質工学研究発表会(岡山),E-4 490,p1341-1344
■発行所:土質工学会
■発行:1990/6
杭の沈下解析法として種々の方法が提案されている1)。それらに対する地盤の力学特性に関するインプット定数選定に際して留意すべき点は、各解析法における地盤に対する基本的仮定(例えばミンドリン解を利用する方法における半無限均質弾性体の仮定)や線形・非線形解析かによって個々に留意点はあるがn2}、全般的に最も重要な点は、実際の載荷レベル、すなわち設計荷重レベルでは、杭の極く近傍を除いて地盤のひずみレベルは非常に小さく5×10-4程度以下である3,ことである。本報告では、まず簡単な数値解析法による非線形解析の利点を論じ、それに双曲線型モデルをベースにする理由をまとめた後、周面摩擦抵抗および先端抵抗に対する力学定数推定法を割線弾性係数を中心に述べる。
■発行所:土質工学会
■発行:1990/6
杭の沈下解析法として種々の方法が提案されている1)。それらに対する地盤の力学特性に関するインプット定数選定に際して留意すべき点は、各解析法における地盤に対する基本的仮定(例えばミンドリン解を利用する方法における半無限均質弾性体の仮定)や線形・非線形解析かによって個々に留意点はあるがn2}、全般的に最も重要な点は、実際の載荷レベル、すなわち設計荷重レベルでは、杭の極く近傍を除いて地盤のひずみレベルは非常に小さく5×10-4程度以下である3,ことである。本報告では、まず簡単な数値解析法による非線形解析の利点を論じ、それに双曲線型モデルをベースにする理由をまとめた後、周面摩擦抵抗および先端抵抗に対する力学定数推定法を割線弾性係数を中心に述べる。