2007.10.01
液状化過程における杭基礎ー地盤系の動的挙動について(JAEE2005)
小林恒一(ジャパンパイル)・八尾眞太郎(関西大学)・桝井健(関西大学)・三好将史(大林組)・吉田望(東北学院大学)
■掲載誌:日本地震工学会大会2005梗概集
■発行所:日本地震工学会
■発行:2005/11
地盤が液状化すると地盤剛性や杭に作用する地盤反力が低下する.そのため,液状化の進行に伴い杭基礎構造物系一地盤系の固有振動数が低下し,その過程において入力波の卓越振動数と一致すると応答が大きくなる可能性がある.本論ではこのような現象を過渡共振現象と呼ぶことにする.その際の構造物や杭の応答は完全に液状化した状態の応答よりも大きくなる場合がある.
本研究は地震時における杭基礎構造物の過渡共振現象を実験により把握することを目的とし,せん断土槽を用いた杭基礎構造物模型の振動台実験を行った。ここでは、液状化の進行に伴い低下する地盤杭基礎構造物系の固有振動数と,時々刻々と変化する入力地震動の卓越振動数に着目し、さらに、液状化の進行に伴う杭体曲げモーメントの変化について検討した.
■発行所:日本地震工学会
■発行:2005/11
地盤が液状化すると地盤剛性や杭に作用する地盤反力が低下する.そのため,液状化の進行に伴い杭基礎構造物系一地盤系の固有振動数が低下し,その過程において入力波の卓越振動数と一致すると応答が大きくなる可能性がある.本論ではこのような現象を過渡共振現象と呼ぶことにする.その際の構造物や杭の応答は完全に液状化した状態の応答よりも大きくなる場合がある.
本研究は地震時における杭基礎構造物の過渡共振現象を実験により把握することを目的とし,せん断土槽を用いた杭基礎構造物模型の振動台実験を行った。ここでは、液状化の進行に伴い低下する地盤杭基礎構造物系の固有振動数と,時々刻々と変化する入力地震動の卓越振動数に着目し、さらに、液状化の進行に伴う杭体曲げモーメントの変化について検討した.