1987.06.01

砕石を節杭に用いた液状化対策に関する実験的研究 その(1)(JSF1987)

山下啓明(武智工務所)・上紺屋好行(武智工務所)・細川義隆(武智工務所)・吉見吉昭(東京工業大学)

■掲載誌:第22回土質工学研究発表会(新潟), E-8 298, p783-784
■発行所:土質工学会
■発行:1987/6

 液状化の可能性のあるゆるい飽和砂地盤の液状化防止対策工法として、グラベルドレーン工法がある。グラベルドレーンの液状化防止効果には、締固め効果と排水効果があることを文献1)で述べた。本論文では、グラベルドレーンの排水効果を有効に利用する目的で、節杭の周囲に砕石を充填してやり、充填した砕石に排水効果が見られるものかどうか、また、地盤の液状化時において、杭の周囲に何も充填してない節杭の挙動との違いについて比較検討した。さらに、節杭を打ち込み工法によって設置した時の効果についても検討を加えた。

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