2007.08.01

大型土層槽による飽和砂地盤の液状化試験(JSF1985)

細川義隆(武智工務所)・山下啓明(武智工務所)・勝又誠(武智工務所)・武田浩明(武智工務所)・高橋嘉彦(武智工務所)

■掲載誌:第20回土質工学研究発表会(名古屋), E-8 295, p753-754
■発行所:土質工学会
■発行:1985/06

 ゆるい飽和砂地盤の膜状化防止対策工法のうち、砕石や礫などの透水性の大きい材料からなる排水工を地中に埋設することによって、地震時の砂層内の間隙水圧の上昇を軽減しようとする目的でグラベルドレーンが施工されている。このグラベルドレーンの液状化防止効果の確認のため、振動台実験1)や衝撃的外力による液状化防止実験などが実施されている。
筆者らは、実大規模の土槽を作り、この中に実際に施工する方法によリグラベルドレーンを設置し、土槽に繰り返しせん断変形を与える方法で液状化実験を行なった。ここでは、試験装置の有効性を確認するため実施した基礎実験の結果について報告する。

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