2007.08.01

プレボーリング拡大根固め工法杭に用いた先端平均N値の算定方法(AIJ2005)

小椋仁志(ジャパンパイル)・小林恒一(ジャパンパイル)

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿) 構造IB-1,p567-568
■発行所:日本建築学会
■発行:2005/09

杭の鉛直支持力を算定する際の先端平均N値Nの平均範囲は、多くの工法がMeyerhofの支持力理論に基づいた杭先端から上方に4d、下方に1d間(d:杭径)を採用している。上方に1d、下方に1d間とする工法もあるが、これらの範囲では、今では定説となっているVesicの支持力理論で先端支持力に大きく寄与する杭先端から下方の地盤を、ほとんど評価していないことになる。筆者は、これらの範囲は不合理なだけでなく、危険側の設計になるおそれのあることを指摘してきた1),2)。 今回、節杭を用いたプレボーリング拡大根固め工法(以下、E工法)において、支持力機構からみて比較的合理的と思われるNの算定方法を設定したので紹介する。

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