2007.04.20

杭の先端支持力算定式に関する―考察(先端平均N値の平均範囲を中心として)(JGS2000)

小椋仁志(ジオトップ)

■掲載紙:第45回地盤工学シンポジウム, pp.199-204
■発行所:地盤工学会
■発行:2000/10



杭の先端支持力については、Vesicの支持力理論が定説化され、球空洞押し広げ理論による支持力式が提案されている。しかし、この支持力式は実用化されておらず、設計基準類においては、杭先端付近の地盤の平均N値Npに支持力係数αと杭の先端面積Apを乗じる形の実用式が主流となっている。本報では、主に建築分野の基準類で用いられている実用支持力算定式の妥当性について考察を加える。特に、Npを算定する際の平均範囲について、支持力機構と載荷試験データをもとに検討する。

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