2013.09.19
杭の衝撃載荷試験における測定法の検証と波形マッチング解析の一考察(JGSジャーナル2013)
小嶋英治(小嶋英治技術士事務所)・桑山晋一(ジャパンパイル)
■掲載誌:地盤工学ジャーナル Vol.8 No.2 pp.349-359
■発行所:地盤工学会
■発行:2013
杭の動的支持力の研究は,200年以上前の動的貫入から杭の支持力を得ようとする研究が始まりで,その後多くの研究がおこなわれているが,衝撃載荷試験の波形マッチング解析に用いる入力波および対象波に関する研究等が稀有である。そこで本ノートは,杭の衝撃載荷試験に杭頭および杭先端以外で反射の生じない杭。地盤モデルを想定し,打撃力の算定法を検討する。このモデルを実杭で再現して打撃力を求め,この打撃力の一次元波動伝播をイメージして,波形マッチング解析に用いる対象波および入力波がどのような波動であるべきかを考察する。また,衝撃載荷試験の波形マッチング解析には順応答解析と逆応答解析があり,前者は順解析で後者は逆解析である。逆解析となる解析法では非適切性の問題が生じるので順応答解析を用いるべきと提言する。
■発行所:地盤工学会
■発行:2013
杭の動的支持力の研究は,200年以上前の動的貫入から杭の支持力を得ようとする研究が始まりで,その後多くの研究がおこなわれているが,衝撃載荷試験の波形マッチング解析に用いる入力波および対象波に関する研究等が稀有である。そこで本ノートは,杭の衝撃載荷試験に杭頭および杭先端以外で反射の生じない杭。地盤モデルを想定し,打撃力の算定法を検討する。このモデルを実杭で再現して打撃力を求め,この打撃力の一次元波動伝播をイメージして,波形マッチング解析に用いる対象波および入力波がどのような波動であるべきかを考察する。また,衝撃載荷試験の波形マッチング解析には順応答解析と逆応答解析があり,前者は順解析で後者は逆解析である。逆解析となる解析法では非適切性の問題が生じるので順応答解析を用いるべきと提言する。