2008.07.17
杭の衝撃載荷試験の波動解析に用いる入力波の検討(その2)(JGS2008)
小嶋 英治(ジャパンパイル) ・ 松本 樹典(金沢大学大学院)
■掲載誌:第43回地盤工学会,p1257-1258
■発行所:地盤工学会
■発行:2008/07
2002 年5 月に,地盤工学会基準「杭の鉛直載荷試験方法・同解説」1)(以下,基準と省略する)が発行され,杭の衝撃載荷試験法もそのうちの一つとして導入された。衝撃載荷試験は、杭に軸方向の衝撃力を加え、波形マッチング解析に基づいて地盤抵抗を同定することを前提とした試験方法である。この解析法には,差分法2)やマトリックス法3)およびSmith 法などがあるが,地盤工学会基準では一次元波動理論に基づいた特性曲線法1)が紹介されている。特性曲線法は,地盤抵抗を離散化し,離散化した杭節点に地盤抵抗が集中しているモデルとし,波動伝播理論は,軸方向力を上昇波と下降波に分離して組み立てている。また,基準で紹介している特性曲線法では,入力波に計測点の下降波を用いている。本論文は,この入力波について検討を行なったものである。
■発行所:地盤工学会
■発行:2008/07
2002 年5 月に,地盤工学会基準「杭の鉛直載荷試験方法・同解説」1)(以下,基準と省略する)が発行され,杭の衝撃載荷試験法もそのうちの一つとして導入された。衝撃載荷試験は、杭に軸方向の衝撃力を加え、波形マッチング解析に基づいて地盤抵抗を同定することを前提とした試験方法である。この解析法には,差分法2)やマトリックス法3)およびSmith 法などがあるが,地盤工学会基準では一次元波動理論に基づいた特性曲線法1)が紹介されている。特性曲線法は,地盤抵抗を離散化し,離散化した杭節点に地盤抵抗が集中しているモデルとし,波動伝播理論は,軸方向力を上昇波と下降波に分離して組み立てている。また,基準で紹介している特性曲線法では,入力波に計測点の下降波を用いている。本論文は,この入力波について検討を行なったものである。